Nobunaga Ogee
2007年04月01日
01:08
商品やパッケージ用のテクスチャの用意ができたら、いよいよ箱詰めです。
ステップ6:商品のパーミッション設定を行う
箱詰めを行う前に、商品のパーミッション情報を確認しましょう。
商品をRez(出現させる)してから編集ウィンドウを開くか、インベントリ内に入っている商品を右クリックし「土地」を選択。開かれたウィンドウの「次のオーナーが可能(Next ownercan)」の下にある3つのチェックボックスに必要に応じてチェックを入れていきましょう。
変更:購入した人が、その商品を改造できるかどうか。
服や髪の毛、アクセサリなどアバターが身に付ける商品ならチェックを入れておきましょう。人の体のサイズはそれぞれ異なるので、購入した人がサイズの位置やサイズを調整できるようにする必要があるからです。
コピー:購入した人が、その商品をコピーできるかどうか。
コピーを可能にすれば、サイズ調整をする前に元の状態のものを保険としてコピーしておく、といった便利な使い方ができます。その一方で、家具や建物などの場合、コピーを可にしておくと1個購入しただけで何個もRezできてしまいますので、地面に置くタイプのものはチェックを入れるかどうかは検討の余地がありそうです。ちなみに、コピー不可のものを地面に置いた場合は、インベントリからなくなります。
転売/寄贈:購入した人が、その商品をほかの人に転売したり、譲渡したりできるかどうか。
この項目とコピーを両方を同時にチェックした場合、最悪、その商品は無制限にコピーされ転売される可能性があります。よほどのことがない限り、これらの両方を同時にチェックするべきではないでしょう。
ちなみに、すべての項目にチェックを入れた状態のことを、フルパーミッションと呼びます。通常、販売目的の商品はフルパーミッションにしませんが、テクスチャなどの素材については、その限りではありません。例えば髪の毛のテクスチャが数千L$という高値で売られていることを見たことはありませんか? それは、購入した人が自分が製作した髪型にテクスチャを張って、商売できるようにフルパーミッションで売っているからです。転売されるリスクがあるから高いんですね。
なお、これらのパーミッションの設定は、商品1つ1つに行う必要があります。いくつかの商品をセットで売る場合は、すべてがきちんと設定されているかどうか確認しておきましょう。
ステップ7:箱詰め
まずは入れ物にする適当なプリムを生成しましょう。そして、前回製作しておいたパッケージ用のテクスチャをペタリと張ります。このとき、テクスチャタブの右上にある「明るさ全開」にチェックを入れておくと良いです。そうすることでプリムが自己発光し、太陽の位置に関係なく、商品の箱がクッキリ写るようになるのです。
ちなみに、「特徴」タブの「軽い」にチェックを入れて自己発光させた場合でも同様の効果を得ることができますが、こちらはSIMが重くなると言われていますので控えた方がいいでしょう。
箱の外見ができあがったら、「内容」タブを開きます。そして、インベントリから「Contents」に、商品をドラッグ&ドロップ。商品のほかに、お店のランドマークや、商品の使用方法などを書いたノートカードを同梱しておいても、いいかもしれません。
そして、最後に忘れてはいけないことが・・・。値段の設定です。
商品を入れた箱の「一般」タブを開きましょう。そして、「売り出し」の項目にチェックを入れ、価格:L$に値段を入力。その下にある3つのチェックボックスの意味は以下の通りになります。
●オリジナル:オブジェクトそのものを売る。
売れたら箱ごと消えてしまいます。個数を限定したい場合に使えるかもしれませんが、通常はやめておきましょう。
●コピー:オブジェクトのコピーを売ります。
これは、箱詰めしたものを売るのではなく、商品そのものを展示して売る際に適した方法です。
●コンテンツ:オブジェクト(この場合、箱)に入れた商品のみを売ります。
今回の事例では、これにチェックを入れるといいでしょう。ちなみに、購入した人のインベントリに、箱のオブジェクト名と同名のフォルダが自動的に生成され、その中に商品が入ります。
これで、売り物の準備が整いました。次回はいよいよ販売する場所の用意です。