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2008年04月13日

コムアバターの歴史

 最近、一部の人々のあいだで、「コムアバター」の改造が流行しています。「コムアバター」とは一体何なのか? そのルーツと魅力にムダに迫りつつ、今後のタイニー界への経済波及効果と各国のミリタリーバランスに与える影響について考察したりしなかったりしてみようと思います。

●コムニズムの成立とコムニストの台頭
 鮮やかなライトグリーンのずんぐりとしたボディを持つ、このタイニーアバターを見たことはないでしょうか?

コムアバターの歴史
【写真】この生き物は何なのか。正確に知っている人は多いようで少ないようで、実は多い。

 このひと目見ただけで覚えてしまうインパクトのあるデザインを持つタイニーこそが、タイニー界においてかつてない魔改造ブームを起こしている「コムアバター」です。製作者は、着物や刀から建築物まで和風商品を幅広く展開している「上流野舞蘭堂」のオーナー、Giorno Brando氏。「ZEN」や「Wabi」「Sabi」に目が無い外国人の心を鷲掴みにして離さないともっぱら評判の同氏が、なぜタイニーアバター界に参入したのか、その目的は不明ですが、リリースされるや独自のアレンジを加えて着こなす「コムニスト」(※1)が続々と現れるようになりました。

(※1)2000年代初頭に誕生した思想「コムニズム」を唱える人々の意。欧米では団塊の世代を示す「generation X」になぞらえて、「generation C」と呼ばれることが多い。なんというか約3秒で考えた呼び名なので気にしなくていい。

コムアバターの歴史
【写真】ジャパニーズグッズショップ「上流野舞蘭堂」。神社を模した店作りの演出が憎い。憎すぎるのでいつか鋭利な刃物で刺してやろうと思う。

●だからコムって何なのさ
 そもそも、この「コムアバター」のモチーフとなっているものは何なのでしょうか? その答えは、「コムアバター」を取り扱うGiorno氏のタイニーアバターショップのブランド名とパッケージにあります。

コムアバターの歴史
【写真】「Outside」タイニー商店街店。省プリムでありながら効果的なテクスチャ使いでしっかりとまとめあげられた店舗が憎い。憎すぎるのでいつか鈍器のようなもので殴打してやろうと思う。

コムアバターの歴史
【写真】「コムアバター」のパッケージ。20L$でなおかつMOD可能という太っ腹っぷりが憎い。憎すぎるのでいつかバールのようなものでこじ開けてやろうと思う。

 ブランド名は「Outside」。この名前でピンとくれば、それは古参のFlashアニメファンの証です。ピンとこなかった人はパッケージの下側をよく見てみましょう。そこに、「outsideflash.com」の文字を見ることができるはずです。
 そう、この「コムアバター」のモチーフとなっているのは、Flashを使ったアニメが登場した初期の頃に一世を風靡した、あのオウムの「コム」なのです。Flashが一般のネットユーザーに浸透しはじめた頃(Flash 4くらいの時代)、2chを中心にMADムービーをFlashで製作するのが流行しはじめた時期がありました。そのなかで人気サイトのひとつとして知られたのが、数名のFlash職人が集まって作ったドラ・・・・・・(あまり書きすぎると怒られそうなので中略)・・・・・・であり、こうして誕生したのが「outsideflash.com」でした。
 今でも「Outside」のサイト(http://outsideflash.com/)に行けば、「コム」とその仲間(及び敵)が繰り広げる一連のアニメーション作品を見ることができます。

 簡単にまとめると、以下のようになります。
・「コム」は、Outsideの人気Flashアニメシリーズの主人公である
・「コム」は都内在住の小学三年生、種族はオウムである
・「コム」は主人公の名前であり、種族名ではない
・「コム」に付随する「包丁」「唐揚げ」などの元ネタはFlashアニメから
・Giornoさん、ひそかに当時からファンでした。ということは黙っておこう

 これで、「コム」が何者なのか分かりましたね。その正体が分からずに夜も眠れなかったあなたも今夜からは快眠できることかと思います。

●広がりゆくコム
 さて、思いのほか長文になってしまいました。
 ここから、私のHDDに残されていたSSから、様々な人が改造したコムたちを紹介してみたいと思います。掲載したもの以外にも、まだまだたくさんのコムバリエーションが日々作られています。SS撮影をすることができましたら、随時、追加してコム図鑑のようにできたら面白いかもしれませんね。

「コムバリエーション」のSS集は「続きを読む」から。
コムアバターの歴史

コムアバターの歴史

コムアバターの歴史

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Posted by Nobunaga Ogee at 13:50│Comments(0)特集記事
 
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